先日、「【あなたの悩みには ”価値” があります】誰にも言えない気持ちを吐き出すだけのお仕事」というテーマのコーチングのZoomミーティングに参加する機会がありました。
このミーティングは、誰にも言えない悩みやモヤモヤした気持ちをただ話すだけでいい、というユニークなコンセプト。60分という短い時間でしたが、多くの気づきや学びがありました。今回は、その体験を振り返り、得られたことを10個のポイントにまとめてブログとして発信します。
1. 60分はあっという間。時間内に得られた気づき
ミーティングは60分という時間設定でした。「1時間で何ができるんだろう?」と最初は半信半疑でしたが、いざ始まってみると、あっという間に時間が過ぎていきました。
悩みや考えを整理せずにただ話すだけだったので、余計なプレッシャーもなく、自然な流れで自分の内面を掘り下げていくことができました。これは、コーチが適度なタイミングで問いを投げかけてくれたおかげです。話しながら、自分の中にある言葉にならない感情や思考が言語化されていく感覚は、とても新鮮でした。
2. オンラインでも安心。話しやすい雰囲気づくりの工夫
Zoomでのセッションでしたが、対面と変わらないくらい話しやすい雰囲気でした。 コーチは、まず最初に「今日は、ただ思いついたことを話してもらって大丈夫です」「話したくないことは話さなくても大丈夫です」と、とても穏やかな言葉でセッションの進め方を説明してくれました。 この言葉に、一気に緊張がほぐれました。 また、適度に相槌を打ってくれたり、私が言葉に詰まってしまっても、じっくり待ってくれたりしたことで、安心して話すことができました。
3. コーチングの真の目的は「セルフコーチング」だった
今回のセッションは、最初から「最終的な目的は、あなた自身がセルフコーチングできるようになることです」と明示されていました。
コーチングと聞くと、何かすごい答えやアドバイスをもらえるものと思いがちですが、そうではありません。コーチは、私に直接的な答えを与えるのではなく、私自身が答えにたどり着くための「問い」をくれました。そして、その問いと向き合うことで、私自身が自分の思考を深めていくことができました。
4. あなたの悩みに価値を見出そう
私たちは、自分の悩みをネガティブなもの、厄介なものと捉えがちです。しかし、このセッションでは、その「悩み」にこそ価値がある、という考え方を知りました。
悩みは、私たちが大切にしているものや、本当にやりたいこと、求めているものに気づくためのヒントです。悩みから目を背けるのではなく、それを丁寧に紐解いていくことで、自分自身の価値観や強みが見えてくるのです。
5. コーチングは”答え”ではなく”問い”をくれる
前述の通り、コーチは答えをくれません。代わりに、私に深く考えさせるような**「問い」**を与えてくれました。
「それは、あなたにとってどんな意味があることですか?」 「もし、それが解決したら、あなたはどんな気持ちになると思いますか?」
このような問いに、自分自身で向き合うことで、表面的な悩みだけでなく、その奥にある本当の気持ちや価値観に気づくことができました。
6. 悩みを自分の力に変える方法
私たちは、悩みを抱えている時、エネルギーを奪われてしまうと感じます。しかし、今回のセッションを通して、悩みを自分の力に変える方法を知りました。
それは、**「悩みを客観的に見つめる」**ことです。 悩みを自分の外に出し、まるで他人事のように眺める。そうすることで、感情に振り回されることなく、冷静に状況を分析できるようになります。 この客観的な視点を持つことで、悩みは「自分を成長させてくれる課題」へと変わっていくのです。
7. 悩みに隠された自分の「価値観」
誰にも言えない悩みは、自分が大切にしている価値観が脅かされている時に生まれることが多い、と学びました。
例えば、「他人の目が気になって、本当にやりたいことができない」という悩みは、「他者からの承認」という価値観を大切にしていることの裏返しです。また、「もっと完璧にやらないと」という焦りは、「プロフェッショナルであること」や「成長」を大事にしている証拠かもしれません。
今回のセッションでは、私の悩みを通して、自分がどんな価値観を大切にしているのか、ということに気づくことができました。
8. これからの自分のために、やってみてよかったこと
今回のセッションで得られた気づきを、今後の人生に活かすために、いくつか実践してみようと思います。
- 悩みノートをつける: 思いついた悩みやモヤモヤした気持ちを、頭の中だけで考えず、ノートに書き出す。 書き出すことで、悩みを可視化し、客観的に捉えることができます。
- 自分に「なぜ?」と問いかける: 「なぜ、私はこう感じるのだろう?」と、自分自身に問いかける習慣をつける。 この問いは、自分の感情や行動の根本にあるものを探るための第一歩になります。
9. 悩みの再定義:ネガティブな感情の再解釈
私たちは、悩みを抱えていると、どうしてもネガティブな感情に囚われがちです。 しかし、今回のセッションでは、そのネガティブな感情も**「再解釈」**することで、新たな意味を見出せることを知りました。
「不安」は、「現状をより良くしたい」という意欲の表れかもしれません。 「怒り」は、「自分の大切なものが守られていない」というSOSかもしれません。
ネガティブな感情を、ただの「悪いもの」として切り捨てるのではなく、「自分からのメッセージ」として受け取る。そうすることで、感情との付き合い方が大きく変わるはずです。
10. 表面的な話から、本質的な部分へ
今回のセッションでは、最初は漠然とした悩みから始まりましたが、コーチの問いかけを通して、徐々にその悩みの本質にたどり着くことができました。
ただ「仕事がうまくいかない」と話していたのが、 「本当はもっと自分のペースで仕事をしたい」という価値観に気づき、 さらには、「自分の時間を大切にする」という生き方にまで話が広がっていきました。
表面的な悩みは、氷山の一角にすぎません。その下にある本質的な部分に光を当てることで、本当に向き合うべき課題が見えてくるのです。
今回のコーチング体験は、私にとって、自分の内面を見つめ直し、自己理解を深める貴重な時間となりました。 悩んでいること、誰にも言えないことがある方、一度「悩みを吐き出すだけのお仕事」を体験してみてはいかがでしょうか。